こんにちは。小学校受験アドバイザーの北方真起です。

皆さんは、「慶應義塾幼稚舎」と聞いてどのようなイメージを持たれるでしょうか?

慶應義塾幼稚舎 目指すものは

2014年に創立140年を迎えた、言わずと知れた名門校。

私立小学校の中でも、最難関校と言われています。

 

教育理念や入試内容を詳しく見てみましょう。

慶應義塾幼稚舎の教育理念

「独立自尊」を実践できる人材の育成

教育理念は、「福澤諭吉の教えを身に行う」
すなわち「独立自尊」を実践できる人材を育成すること。

〇共に思いやりの心を持って、自分のできることを一生懸命する

幼稚舎では、この教えを「子どもたちそれぞれが自分を磨きながら、互いの違いを認め合い、助け合えるようになること」としてとらえ、子どもたちが「共に思いやりの心を持って、自分のできることを一生懸命する」という形で、日常的に実行できるように努めている。

〇獣身

身体能力に力を入れており、体育行事や活動が多いのも特徴。

慶應義塾幼稚舎の基本情報

  • 開校:1874年
  • 所在地:渋谷区恵比寿
  • 児童数:864名
  • 教員数:正教員48名 非常勤17名
  • メトロ広尾駅より徒歩5分
  • 6年間クラス替えがなく、同じ担任が子ども一人ひとりの成長を丁寧にサポート「担任持ち上がり制」

慶應義塾幼稚舎の入試情報

  • 募集人数:144人(男子:96人、女子:48人)
  • 面接:なし
  • 考査日:11月1~8日のうち1日
  • 合格発表:11月17日(インターネット)
  • 入試内容
    ・ペーパーテスト:なし
    ・保護者面接:なし
    ・体操テスト:模倣体操やサーキット運動などでは指示通り動けること、早さだけでなく、その姿勢も問われる)
    ・行動観察テスト(集団ゲームや自由遊びなどを通して、社会性・協調性、傾聴力などが問われる)
    ・絵画・製作テスト(コミュニケーション能力、発想力、ユーモア力なども問われる)

 

福澤諭吉先生のお言葉で「天賦の気品如何にも高潔にして心身洗ふが如く一点の曇りを留めず」というものがあります。
頭が良くても運動が出来てもそれだけでは足りない、発想力や気品を備えていることが何よりも大切だという意味です。

大学まで続く一貫校だからこそ
受験戦争に紛れることなく、子どもの成長に応じて、丁寧に指導を行っている印象を受けます。

 

さて、慶應義塾幼稚舎に合格するための条件として・・・

両親や兄弟姉妹が
慶應義塾幼稚舎の卒業生であることもあるかとは思いますが

それ以外に、大事な条件は
「輝いているお子様」でしょう。

 

絵画や制作ができる!というだけではなく
人とのコミュニケーション力や創意工夫できる柔軟な思考力。

自主性や自立の度合いなども大きな評価対象となります。

考える力を備え
そして、自分に自信を持って行動できる子どもが求められているようです。

コミュニケーション能力
柔軟な思考力と発想力
自己肯定感など

家庭でじっくり育むことが必要です。

お子様と一緒に
受験期を支えるお母様も、一緒に磨きをかけていきたいですね。

 

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